「窪田等」夢を抱き未来を想い描く、ということ。それを叶える、ということ。それが6500万年前にこの星に生まれ、叡智を手にした人類の特権。ほとばしる情熱、沸きあがる高揚感が原動力となり、人は一途に突き進む。やがて、想いは時を越え、海を越え、常識を越え、かつて夢見た未来が、いつしか現実のものとなる。毎回ゲストを迎え、彼らの『懸け橋』を探るヒューマンインタビュー。
トップ > 「窪田等」 > vol.01 「自由に空を飛びたい。」/室屋義秀(エアショーパイロット)

vol.01 「自由に空を飛びたい。」/室屋義秀(エアショーパイロット)  [窪田等]

この記事を・・・

このエントリーをはてなブックマークに追加


3次元の世界を、自由自在に飛び回りたい―――。

幼き頃、アニメ『機動戦士ガンダム』の主人公アムロ・レイに憧れてから、ずっと空が自分の居場所だと思い続けてきた。一途な想いで海を渡った室屋は、20歳で飛行機のライセンスを取得した。以来、道なき道を切り拓いてきた室屋。ところが29歳のとき、人生に大きな転機が訪れる。操る飛行機もなくなり、お金もついに使い果たしてしまったのだ。万策尽きたかと思われたその時、室屋がとった行動とは…。

室屋義秀(エアショーパイロット)

幼少時からパイロットに憧れ、中央大学入学後に航空部に所属し、グライダーで飛行訓練を開始。 その後10年に及ぶフリーター生活で訓練を積み重ね、2002年に競技志向型エアショーチーム「Team deepblues」を立ち上げる。資金難や飛行許可、練習環境など逆境を跳ね返しながら空に挑み続け、ついには世界のトップ15人のみが許される、空のF1「レッドブル・エアレース」にアジア人として初めて参戦。2009年の最終戦スペイン・バルセロナ大会では6位に入賞し、国際的にも高い評価を得ている。 これまでに国内外200箇所近くでエアショーを展開し、航空啓蒙活動やスカイスポーツ振興にも取り組む。

この記事を・・・

このエントリーをはてなブックマークに追加


次の記事>>

PROFILE

■カナイスト114号

ナレーター
1951年、山梨県生まれ。高校卒業後、大手情報通信企業の技術職を経て、ナレーターへ転身。以降、テレビ、ラジオなどの各媒体でドキュメンタリー、情報バラエティ、CMなどあらゆるジャンルをこなす。明確でわかりやすい口調、過剰に主張しすぎない語り口、抜群の安定感に定評がある。『情熱大陸』や『F1』のナレーションで広く知られ、現在日本で最も仕事の依頼が多いと言われているナレーター。